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ハワイ旅行記,紀行:「神々のハワイ」 データ項目の説明→
| 書名 | 神々のハワイ |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | スザンナ・ムーア | |||||
| 書籍種類 | 紀行文学 | |||||
| 紀行の種類 | - | |||||
| 旅の種類 | - | |||||
| 主要テーマ | 歴史、民族学 | |||||
| 主要訪問国 | アメリカ(ハワイ) | |||||
| その他訪問国 | ||||||
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「神々のハワイ」|紀行読書感想
神話と史実と現代の交差
口承で受け継がれてきた神話。そして始めてハワイヘ足を踏み入れた人類の歴史。やがて
大国に発見され、多くの移民がハワイの魅力と「価値」に惹き付けられ、ハワイは大国の
一部として呑み込まれる。
神話と史実が同化するように、著者はハワイを紐解いていく。
どこまでが神話でどこが史実なのか曖昧になっていく。
独特の「リズム」でゆらりゆらりとハワイの時空を彷徨っていく不思議な感覚を覚えます。
とかくハワイの民族史については、歴史的見地に立った上で史実に忠実に解き明かす手法
をとることが多く、やや学問的な感は否めません。
この本もこういった手法をある程度踏
襲していますが、他と違うのは、彼女自身がハワイ出身であるということです。彼女はハ
ワイの側に立ち、そして史実というより、史実に表れない先住民たちの心の動揺や葛藤を
彼女自身が祖先より受け継いできた口承伝説−神話−を語り部として解き明かす。
この本
に「神々のハワイ」という邦題が付けられていますが、原題は「I Myself Have Seen It〜The Myth of Hawaii」であることが、このことを如実に表している。
この本は「ナショナルジオグラフィック・ディレクション」シリーズが放った紀行文学シ
リーズ。国内作家の紀行文には無い独特の「味」。日本の紀行文を非難しているわけでは無
いですが、海外作家の紀行文の奥深さは国内作家の紀行では味わえないものがあると改め
て感じます。
文化人類学的視点
この本を読む前に「ブッシュマンとして生きる」という本を読みました。この本はアフリカのある
民族を題材にした文化人類学視点に立ったフィールドワークの結晶のような本で、価値観
の多様さに感動すら覚えたのですが、ハワイも例外ではなかった。
アフリカのこの民族の
言語では、ある特定の「モノ」や「様子」を表す言葉が異様に発達している。例えば「人
称代名詞」の種類が異様に多い。彼、彼女・・と日本語では限られています。日本語では、
いくつもの単語で表現しなければならない時でも、この民族の言語では1語で済んだりす
る。ハワイ語では空や雨に関する単語が非常に多いようです。
その土地の風土や価値観で言語の特性も変わってくるのです。世界は広いですね。


欧米人ってこんなことにも神秘を感じるの?な本でした。
こんな本がもっと和訳されるといいなぁ









