北欧紀行:北欧の旅| データ項目の説明→
| 書名 | 北欧の旅 |
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|---|---|---|---|---|---|---|
| 著者 | カレル・チャペック | |||||
| 書籍種類 | 紀行 | |||||
| 紀行の種類 | 旅行記型 | |||||
| 主要テーマ | 自然、歴史 | |||||
| 主要訪問国 | デンマーク、スウェーデン、ノルウェー | |||||
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| カレル・チャペック | カレル・チャペック旅行記コレクション | |||||
北欧紀行と地図|「北欧の旅」で辿ることができる主要都市
【デンマーク】
[フュン島]
[コペンハーゲン]
【スウェーデン】
[ストックホルム]
+メーラレン湖
【ノルウェー】
[オスロ]
[ベルゲン]
[オーレスン]
[トロンヘイム]
[ロフォーテン諸島]
[スヴォルヴァール]
[トロムセ]
[ハンメルフェスト]
[ノールカップ]
[ナルヴィク]
+オフォト鉄道
【スウェーデン】
「北欧の旅」|読書感想
北欧の自然と精神文化
装丁を見て、呑気な北欧紀行かと思いきや、高尚な紀行文でした。
船旅での北欧めぐり。船上の人間模様をさることながら、自然に対する観察力は常軌を逸
している。何故、そこまで観察する必要があるのか?
フィヨルドが作り出す厳かな造形。水面に写る山々。家畜。濃密な森。
北欧の北の果ては
寒々しく、暗い。
白夜の影響だろうか。時間に対する感覚が著者の頭の中で麻痺しているようだ。
入り組んだフィヨルドや白夜による時間間隔のズレ。
そして厳寒の自然が、そこに暮らす
人々の精神文化にも濃厚に影響しているのが見て取れる。
著者はこういった環境に置かれた人々へ賛辞の言葉を送っているのか。そうでは無いのか。
判断は難しかった。
画家としての目
非常に挿絵が多いです。
目にしたもの、すべてを描こうとしている。モチーフを連続性を持って描いているのが特
徴。デザイン的でもあります。
著者の本業は画家では無いと思いますが、画家或いは写真家による紀行は独特な雰囲気が
ある。絵筆の代わりにペンを取り、言葉に落とす。
自然に対し、ここまで精密に文章表現するのは画家ならではなのだろう。
一方で、挿絵は写実的ではあるものの、デザイン性が強い、抽象的な印象も受ける。
挿絵の抽象性と文章の精密さ。この本を理解するには抽象化された挿絵から本質を見出す
ことが必要なのかもしれない。
カレル・チャペックについて
カレル・チャペックはチェコの作家で劇作家。ジャーナリストという顔も持っていたようです。
チェコ語で「労働」を意味するrobataからロボットという言葉を生み出したと言われています。
波乱万丈な人生を送っていたようですが、旅行記も多く残しており、この本もそのうちの一つです。
話しは飛びますが、東京の吉祥寺にある「カレルチャペック紅茶店」はオーナーの方がカレルチャペックの
作品に共感しこのことが、このお店の名前の由来になっているそうです。










